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日本時間7月12日の夜、MacBook Proの2018年モデルが突如発表されました。期待されていたWWDC 2018での発表はなく、今年は秋以降までお預けだと思われていた中での発表でした。WWDCには間に合わなかった結果、このような形での発表になったのでしょうか。

今回の新モデルはマイナーアップデートに相当するでしょう。Touch Bar搭載モデルのみですが、順当にスペックがアップしました。特に15インチモデルに改良点が多く見られます。

今回は、新しく発表されたMacBook Pro 2018に対する雑感を書いてみようと思います。詳しいスペックなどは他のサイトを見ていただくとして、僕個人の注目ポイントをお伝えします。

今回はマイナーアップデートということで、見た目に変化はなく、大きさや重さも変更はありません。

一方、スペックは順当に上がったようです。実感でどのくらい違うのかはなんとも言えませんが、Proとして更なるレベルアップを遂げたようです。

6コアIntel Core i9プロセッサ

15インチモデルのみですが、カスタマイズでプロセッサを6コア及びIntel Core i9を選択できるようになりました。

6コアというのは興味をそそられますが、動画編集などの重い作業をしない僕みたいなユーザーにとっては必要ないかなぁと思います。実感でどのくらいの差が出るかはわからないので、これに関してはレビューが出るのを待とうと思います。

 

メモリ32GB

こちらも15インチモデルのみですが、待ち望む声の多かった32GBのメモリがついに選択できるようになりました。

メモリは作業効率に直結するとのことで、プロセッサ以上にこの恩恵は大きいかもしれません。一般ユーザーにとっては16GBで十分かと思いますが、プロユーザーにとっては32GBも有力な選択肢となるでしょう。

 

バッテリー

公称のバッテリー駆動時間は約10時間のままですが、実際の容量は若干増えたとの情報があります。詳細はわからないので、判明次第追記する予定です。

MacBook ProでもTouch Bar搭載モデルは嫌だという方がいますが、その多くの理由にバッテリーの持ちが悪いことが挙げられます。もしこれが改善されたとなれば、Touch Bar搭載モデルの人気も上がってくるのではないでしょうか。

 

第3世代バタフライキーボード

色々問題も多く、訴訟問題にまで発展していたバタフライキーボードですが、MacBook Pro 2018では第3世代のバタフライキーボードに改良されました。Appleによると、より静粛にタイピングできるようになったとのことです。

iFixitの情報によると、バタフライ構造部分が薄いシリコンの膜で包まれており、これによってタイプ音が抑えられる仕組みになっているようです。

参考URL:新「MacBook Pro」のキーボードのバタフライはシリコン包み──iFixit – ITmedia NEWS

とは言え、やはり実際に触ってみないとなんとも言えないので、これに関しては実機を触ってみてまた後日レビューしたいと思います。

 

True Toneテクノロジー

周囲の光に合わせて画面の色を自動的に適応させるという機能、True Toneテクノロジー。iPad ProやiPhone Xなどのディスプレイに備わっていたものですが、MacBook Proにも初めて実装されるようになりました。メインディスプレイとTouch Barにこの機能が追加されたようです。

僕自身はこの機能を実装しているデバイスを持っていないので詳しいことは言えませんが、環境に合わせて画面が変わるということで作業がしやすくなっているのではないでしょうか。目にも優しくなり、長時間作業をしても疲れにくくなっていることでしょう。

クリエイティブなユーザーにとっては、色が変わるのは致命的との声もありますが、その場合は機能を使わなければいいだけのこと。むしろ、コンテンツを消費する側がTrue Toneを使用する場合のことを考えて制作する必要が出てくるかもしれません。

 

SSDの最大容量がアップ

13インチモデルは2GBまで、15インチモデルは4GBまでのSSDを選択できるようになりました。

さらに転送速度もめちゃくちゃ上がっているとの情報が。LaptopMagによると、MacBook Proの2017年モデルの約2倍で、他のWindowsパソコンと比べても圧倒的に速いとのことです。

参考URL:「MacBook Pro 2018」の内蔵SSD、超高速化していることが判明 | gori.me(ゴリミー)

ただ、必要なストレージ容量を内蔵SSDのみで賄うというのは、お財布的に厳しいという人が多いのではないでしょうか。15インチモデルのオプションで4TBのSSDを選択すると35万円以上の追加料金がかかることからもわかるように、MacBook Proの価格はSSDの容量で決まると言っても過言ではありません。MacBook Pro本体に入れておくデータを整理し、外付けやポータブル式のHDDやSSDと組み合わせて使うといった運用方法が現実的ではないでしょうか。

僕の場合、愛用しているMacBook ProのSSD容量は256GBですが、それに加えて3TBの外付けHDDを家に置いています。しばらく使わないデータは家のHDDに保存し、外出先で必要なデータのみを内蔵SSDに保存するようにしています。動画編集などはしておらず、そんなに大容量のデータを常に持ち歩く必要がないので、不便に感じることはありません。

 

僕が愛用している外付けHDDはこちら↓↓↓

 

価格

気になる価格ですが、2017年モデルからは据え置きということになりました。ただ、カスタマイズの上限は上がったので、それに伴って最高値も上昇する形になりました。15インチの最上位モデルに至っては73万円を超える代物です。MacBook Pro2台分に匹敵するという驚きの価格となっています。

そんなに高性能のMacBook Proを必要としないのであれば、2016/2017年モデルの整備済製品を買うという選択肢もありだと思います。

 

買い替える?

僕自身の話ですが、去年2016年モデルの整備済製品を買ったばかりなのでまだ買い替えるつもりはありません。Apple好きとしてはどうしても興味をそそられますが、今必要かと言われればそうではないので。

Apple公称の使用期間である4年を目安に、フルモデルチェンジ等があったら整備済製品を買おうかと思っています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。プロ仕様はよりプロ仕様に、といった感じのアップデートだったと思います。

Macの場合、買った後にやりたいことが増えてくるといった話をよく聞きます。僕の場合でも、買ってからこのブログも始めたし、プログラミングも少しかじってみました。そういった事情もあるので、いま必要な少し上のスペックを買っておくことは悪くないと思います。Macは値崩れしにくいので、必要なくなったら比較的高値で売却することもできます。文書作成などにしか使わないというのならいいのですが、そうでなければRetina対応でないMacBook Airなどを買う必要は今のところあまりないかと。秋にRetina対応のMacBook Airが出るという噂もあるので、まだ何とも言えませんが。

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