日本時間の昨日2018年10月30日から本日31日かけて、Apple Special Eventが開催されました。そのイベントの始めに、半ばサプライズとも言える新型のMacBook Airが発表されました。
MacBookと統合され、ラインナップから消えるのではないかとも噂されていたMacBook Airですが、今回のイベントで大きく進化して再登場しました。
今回は旧型のMacBook Airと比べて、新型のMacBook Airがどのように進化したのか、僕が注目するポイントをお伝えします。
Touch ID
iPhoneではおなじみのTouch ID。MacではMacBook Proにしか搭載されていませんでしたが、新型のMacBook Airにも搭載されることになりました。
MacBook ProのTouch Barに関しては賛否両論ありますが、Touch Bar反対派でもTouch IDは便利だという方は多いです。いちいちパスワードを入力する必要がなくなり、ストレスフリーにMacBook Airをロック解除をすることができるようになるでしょう。
サイズと重量
新型MacBook Airは、旧型と比べて薄く、軽くなりました。旧型MacBook Airは0.3~1.7 cmだった薄さが、新型MacBook Airでは0.41~1.56 cmになりました。最薄部こそ厚くなってしまったものの、全体的には薄くなったという印象を受けます。
重量も1.35 kgから1.25 kgへと100 gほど軽くなりました。とは言え、MacBookという1 kgを切るようなノートブック型のMacがあるので、さらに軽さを追求したい方はMacBookの方がいいでしょう。
メモリ
旧型のMacBook Airでは8GBしか選択出来なかったメモリですが、新型MacBook Airでは8GBに加えて16GBも選択できるようになりました。
これによって、MacBook Airでは避けがちだった高負荷のかかる作業でも十分なメモリ量で補うことができるようになります。僕自身もMacBook Proのメモリは16GBにカスタマイズしました。
僕がいつも記事を参考にしているうぉずさんも、以下の記事でメモリを16GBに増設することを勧めています。必要なメモリ量がインフレ状態にある現在では、16GBのメモリの需要は高くなるのではないでしょうか。
参考URL:【証拠画像】MacBook Proメモリ8GBは絶対に買うな!3つの理由とは? | Apple信者1億人創出計画
ディスプレイ
僕が個人的に一番の進化だと思っているのはここです。ついにMacBook AirにもRetinaディスプレイが搭載されました。
これが原因でMacBook Airを選ばなかったという方も多いでしょう。僕も旧型のMacBook AirはRetinaディスプレイじゃないために人にオススメ出来ませんでした。今回MacBook AirがRetinaディスプレイになったことで、新しくMacを買いたいという人全員にオススメできるノートブックになったと思います。
また、解像度も1,440 x 900ピクセルから2,560 x 1,600ピクセルへと3倍以上に良くなりました。この辺りも実機を見て確認したいと思います。
キーボード
新型MacBook Airにも、MacBookやMacBook Proと同様にバタフライキーボードが実装されました。
僕はMacBook Proを使っており、バタフライキーボードは気に入っていますが、これについては、打鍵感や安定性の面で賛否両論あります。ご自身の使い勝手に合うかどうか、実機を触ってみてから購入を検討されることをおすすめします。
ポート
汎用性に定評のあったMacBook Airですが、新型ではThunderbolt 3 (USB-C) ポートが2つのみとなりました。MacBook ProやMacBook同様、以前までのUSB-AやSDカードスロットを使いたければアダプタやハブを別途購入する必要があります。
僕が使用しているUSB-AハブとHDMIハブはこちら。安価ですが今のところ問題なく使用できています。その他の拡張端子は要らないという方にオススメです。
同時に発表された新型iPad ProでもUSB-Cが搭載されたので、今後Apple製品はUSB-Cへとシフトしてゆくのでしょう。
トラックパッド
旧型MacBook AirではMulti-Touchだったトラックパッドですが、新型では感圧トラックパッドへと進化しました。面積が20%大きくなるとともに、3Dタッチのように、押す強さを変えることで様々なアクションを実行出来るようになります。
MacBookシリーズの大きな特徴であったトラックパッドが進化したことで、利便性も大きく向上することでしょう。
カラー
これは小さいようで大きな変化かもしれません。旧型のMacBook Airはシルバーしかありませんでしたが、新型のMacBook Airはゴールド、シルバー、スペースグレイの3色展開となりました。
従来のMacBook Airのシルバーはあまり気に入らないという理由で敬遠していた方も、これならお気に入りのカラーを選べるのではないでしょうか。
価格
これも大きな違いです。税別で10万円を切ることが魅力だったMacBook Airですが、新型MacBook Airは134,800円(税別)からとなっています。
最低価格だけ見るとMacBook Proと8,000円しか差がないので、MacBook Airじゃなきゃダメという理由がなくなってきたように気もします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したほかにも、第8世代のIntelコアを搭載するようになったり、グラフィックス性能が上がったり、SSDの最大容量が上がったりと、進化ポイントはまだまだあります。
MacBook Airが進化したことに伴って、スペックの面でも価格の面でもMacBook Proに近づいたという感じがします。それによって境目がわからなくなった感じも否めませんが……。
旧型のMacBook Airも引き続き販売されているので、ご購入を検討されている方は一度見比べてみることをおすすめします。
同時に発表された新型のiPad Pro 2018の記事はこちら↓↓↓
“新型MacBook Air登場!旧型からの進化ポイントはここだ!!” への1件の返信