日本時間2020年4月16日、ついにiPhone SEが発表されました!
名称は「iPhone 9」とか「iPhone SE 2」とか言われていましたが、iPhone SE (第2世代)に落ち着きましたね。
予約開始は17日、発売は24日になっています。
今回は、待ち望んでいた人も非常に多かったであろう、新型iPhone SEの特徴をまとめます。
概要

個人的な推しポイントを赤字で示しています。
- ガラスとアルミニウムのボディ
- 4.7インチ Retina HD ディスプレイ
- A13 Bionic チップ
- Touch ID(第2世代)
- Face IDはなし
- 触角タッチ(Haptic Touch)
- 3D Touchはなし
- ポートレートモード
- QuickTakeビデオ
- 次世代スマートHDR/ビデオ 4K 30fpsの拡張ダイナミックレンジ
- ステレオ録音
- デュアルSIM
- Wi-Fi 6・ギガビット級LTE
- 予備電力機能付きエクスプレスカード
- ワイヤレス充電
- 耐水性能と防塵性能
- カメラは広角のみ

iPhone SE (第1世代)ではなくiPhone 8からの進化
全てはこれに集約されると言っても過言ではありません。iPhone SE (第2世代)のスペックは、iPhone 8に非常に近くなっています。
以下、項目ごとにiPhone 8と同じスペックのものを並べてみました。
- 画面サイズ……4.7インチ
- ディスプレイ……Liquid Retina
- 解像度……1334 × 750
- 画素密度 (ppi)……326
- 本体サイズ(mm)……138.4 × 67.3 × 7.3
- 重量……148g
- カメラ……後述
- 防沫性能、耐水性能、防塵性能……IP67等級
- バッテリー駆動時間……後述
- 認証……Touch ID
これだけ同じだと、実質「iPhone 8s」ですね。
サイズやカメラ配置が同じなので、iPhone 8と同じケースが使えます。
以下、僕が注目したiPhone SE (第2世代)の特徴です。iPhone 8から変わったポイントは「NEW!」で表しています。
ディスプレイ
サイズは4.7インチ。現行のiPhoneで最小です。iPhone6、iPhone 6s、iPhone 7、iPhone 8と同じという、長らく愛されてきたサイズです。
True Tone ←NEW!
True Toneが搭載され、環境光に合わせてホワイトバランスを自動的に調節してくれるようになりました。
A13 Bionicチップ ←NEW!

Appleの最新スマホチップである、A13 Bionicを搭載。iPhone 11 Proに搭載されているものと同じで、Apple自慢のポイントだそうです。
iPhone 8のA11 Bionicチップと比べると、CPUは最大1.4倍、GPUは最大2倍速いとのこと。
第3世代のNeural Engineも搭載。これは特に写真の進化に貢献していそうです。
Wi-Fi 6・ギガビット級LTE ←NEW!
チップの進化に伴い、Wi-FiやLTEも進化。iPhone 11シリーズ同様、Wi-Fi 6やギガビット級LTEに対応しました。
デュアルSIM ←NEW!
デュアルSIMになったことで、物理的なSIMであるnano-SIMとeSIMの2枚体制に。
デュアルSIMが出てきた当初は日本で使えるサービスはなかなかありませんでしたが、現在ではeSIMも大分普及してきています。通話用SIMとデータ通信用SIMを分けて、料金を削減する、なんてこともできるように!
5G非対応
昨今話題になっている5Gには非対応。
とはいえ、日本でサービスは開始したものの、本格的に普及するのは来年末と予測されているので、どうしても使いたければ2年後に買い換えれば十分かと思います。
数々の進化によって、長く使えるモデルになったのは間違いないのですが、5Gの普及状況によっては5G対応モデルに買い換えたほうが良いという状況になるかもしれません。
カメラ
- アウトカメラ:12MP/f1.8絞り値
- フロントカメラ:7MP/f2.2絞り値
iPhone 8と同じ、というかiPhone 6から同じ。
この辺りはもう少し進化しても良かったかも……。
広角レンズのみ
レンズは広角のみ。最近話題の超広角レンズや、望遠レンズはついていません。
カメラ性能にこだわる人にはやっぱりむかなさそう。
次世代のスマートHDR ←NEW!
とはいえ、チップは進化しているので、写真の映りは格段に良くはなっているはず。
次世代のスマートHDRが搭載され、明るさやハイライト、シャドウなどを自動で調整してくれるように。
世界一使われているカメラがiPhoneたる所以はこんなところにあるのでしょうね。
ポートレート ←NEW!

チップが進化したことで、レンズが1つでもポートレートモードに対応するようになりました。アウトカメラもフロントカメラもどちらも対応。
ポートレートライティングのエフェクトは6つ。この点に関してはiPhone XRと同じです。
しかし、公式では言われていませんがサイトや他の記事の情報によると、ポートレートモードは人物のみの対応で、モノには対応していない様子。
とは言え、iPhone SEを求めてる人はカメラ性能にはこだわらないと思うので、あれば嬉しいくらいの機能だとは思います。
拡張ダイナミックレンジ ←NEW!
フレームレートを落とす代わりにコントラストを最適化して、白飛びや黒つぶれを防ぐという機能、拡張ダイナミックレンジが追加されました。
ホームボタン・Touch ID
ホームボタン、引き継がれましたね……!現行のiPhoneでは唯一のホームボタン、そしてTouch ID搭載の機種です。
特にこのご時世だとマスクが手放せないと思うので、普段以上にTouch IDの恩恵は大きそうです。
Faec IDとそれぞれにメリットがあるので、個人的にはどちらも搭載してほしいところ。Androidスマホには顔認証と指紋認証どちらも搭載している機種があるので、不可能ではないはずなんですが……。
カラー ←NEW!

ブラック、ホワイト、(PRODUCT) REDの3色展開。
わかりやすいラインナップではありますが、もう少し増やしても良かったような気も……。特に女性向けのいわゆる可愛らしいカラーがない気はします。
とは言え、iPhone 8と同じケースが使えるということは、既にケースの種類は豊富にあるということなので、お気に入りのケースをつけてしまえばそれほど気にする必要はないかも。
ちなみに本日から、(PRODUCT) REDの製品の売上の一部がコロナ基金に寄付されるように。強いこだわりがなければ(PRODUCT) REDを選びたいところ。
耐水防塵
IP67等級相当の耐水・防塵で、最大水深1メートルで30分間の耐水性能を搭載しました。
これで安心してお風呂に持ち込めますね!
イヤホンジャックの廃止
耐水になった反面、イヤホンジャックは失われることに……。
同梱されるヘッドフォンもEarPods with Lightinig Connectorというライトニング端子接続のものになっています。
iPhone SE (第1世代)やiPhone 6sなどから買い換える人は注意しましょう。
個人的には、iPhoneを安く買う分、浮いたお金でAirPodsを買うのを強くオススメします!
電源とバッテリー
持続時間は以下の通りで、iPhone 8と変わらず。
- ビデオ再生:最大13時間
- ビデオ再生 (ストリーミング):最大8時間
- オーディオ再生:最大40時間
サイズが小さいので仕方ないですが、iPhone 11シリーズと比べると物足りないところではありますね。
ワイヤレス充電
最近の主流であるワイヤレス充電(Qi充電)に対応しました。
ワイヤレス充電って、便利さに気づきにくいんですよ。僕も使い始める前はそこまで重要視していなかったのですが、一度使い始めると、その便利さのとりこになりました(笑)。
ワイヤレス充電器もラインナップが増えて、今では比較的安価に手に入れられるので、これを樹に試してみるといいでしょう。
僕が使っているのは以下の商品です。
高速充電
同梱されるのは5Wの充電アダプターですが、別売の18W以上のアダプタを使用することで充電スピードが急増します。30分で最大50%の急速充電にも対応。
価格 ←NEW!
- 64GB:44,800円
- 128GB:49,800円
- 256GB:60,800円
iPhone SEの魅力はやっぱり価格。今回最小の64GBで考えると、iPhone SE (第2世代)は歴代iPhoneで最安値のモデルです。
買い換えるべきなのはこんな人!
iPhone SE (第2世代)に関しては、Apple公式で専用のモデル比較ページがあります。
比較対象になっているのは以下のモデルです。
- iPhone SE (第1世代)
- iPhone 6
- iPhone 6 Plus
- iPhone 6s
- iPhone 6s Plus
- iPhone 7
- iPhone 7 Plus
- iPhone 8
- iPhone 8 Plus
つまり、以上のモデルまたそれ以前のモデルをお使いの方が対象であると考えられます。
参考URL:iPhone SE – アップグレードする理由 – Apple(日本)
まとめ
出る、出ると長い間噂されて、ついに発売されたiPhone SE。
そこまで新しいものでなくてもいいけど、良いiPhoneが使いたい、そんな人の需要が増えることでしょう。初速は鈍くても、徐々にシェアを伸ばしていくと予想します。
価格は安く抑えられているのに、チップは最新のもので妥協がない。今後数年はバリバリ使えるモデルです。
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