Apple Watchのホーム画面とも言える「時計」の文字盤。気分に合わせて文字盤を変えられるというのも、Apple Watchの大きな魅力です。文字盤を制する者はApple Watchを制す、と言っても過言ではありません。
今回は、現在使用可能な全種類の文字盤と、それぞれのコンプリケーション※のカスタマイズをまとめます。もちろんwatchOS 5から新しく追加された文字盤も紹介します。
※コンプリケーション:アプリの情報を文字盤に表示できる機能のこと
文字盤の変更方法
Apple Watchの文字盤を切り替えるのは非常に簡単です。「時計」の画面で、左右にスワイプするだけで予め設定してある文字盤に変更できます。思い立ってすぐに切り替えできるので、ちょっと切り替えてみようといった軽いニーズにも対応できます。
文字盤の設定・カスタマイズは、Apple Watch上かiPhoneのWatchアプリから行えます。
詳しいやり方はこちら↓↓↓
参考URL:意外と知らない?Apple Watchの文字盤管理はiPhoneからできちゃう!
種類一覧
Fire and Water

その名の通り火と水をあしらった文字盤です。手首をあげるたびに燃える火が揺らめく様子や水が渦巻いている様子を楽しむことが出来ます。
コンプリケーション:左上、右上、下
Infograph(Series 4のみ)

Apple Watch Series 4の顔とも言える文字盤です。コンプリケーションは文字盤中最多の8つが登録できます。またコンプリケーションにUV指数を設定できるのはこのInfopraphとこの次に出てくるInfopraph Modularのみです。
コンプリケーション:左上、右上、上サブダイヤル、左サブダイヤル、右サブダイヤル、下サブダイヤル、左下、右下
Infograph Modular(Series 4のみ)

こちらもApple Watch Series 4を代表する文字盤です。僕の母がメインで使っている文字盤でもあります。こちらの文字盤もInfograph同様UV指数を設定することが出来ます。
コンプリケーション:日付、左上、中、左下、中央下、右下
Liquid Metal

Apple Watchの素材として使われている金属をモチーフにした文字盤です。シルバーやゴールド、ブラックといった色の金属が波打つ様子を楽しむことが出来ます。
コンプリケーション:左上、右上、下
Siri

iPhoneでもおなじみのSiriをモチーフにした文字盤です。現在時刻や現在地に合わせて、ユーザーに合った情報を表示してくれます。
例えば、予定が近づいてきたらその詳細を表示したり、天気予報を元に現在地では何時から雨が降りそうかを知らせたりといったことができます。
データソースは、Wallet、アクティビティ、アラーム、カレンダー、ストップウォッチ、タイマー、ミュージック、リマインダー、ワークアウト、株価、呼吸、再生中、写真、天気から選択できます。今のところApple純正アプリのみとなっているようです。このあたりもサードパーティに開放されるとかなり活用の幅が広がると思うので、今後に期待したいところです。
追記:watchOS5からサードパーティ製のアプリにも対応するようになりました。
コンプリケーション:左上、右上
Vapor

色の付いた空気が混ざり合うようなイメージの文字盤です。ブルー/グリーン、ブラック/ホワイトといった2色ずつの組み合わせで、互いの色が混ざり合う様子を楽しむことが出来ます。
コンプリケーション:左上、右上、下
アクティビティ
アクティビティの文字盤には、アナログとデジタルの2種類があります。
アクティビティアナログ

アクティビティリングの表示方法において、「リング」「サブダイアル」の2種類のスタイルがあります。
- リング:スタンド、ムーブ、エクササイズの3つを同心円上においたスタイル
- サブダイアル:それぞれのリングに分割されたスタイル
いずれもカラー設定で、秒針とダイヤル部分の色を変更することができます。42色から選べます。
コンプリケーション:左上、右上、下
アクティビティデジタル

アクティビティに関するデータを一目で確認することができます。時刻表示部分のカラーは42色から選ぶことができます。
また意外と大事なことなのですが、この文字盤では秒の表示を選択することができます。デジタルの文字盤で秒を表示できるのは、このアクティビティデジタルのみとなっているので、秒表示目的でこの文字盤を利用したいというユーザーさんも多いのではないでしょうか。
コンプリケーション:左上、右上、下
アストロノミー

地球を中心とした太陽系儀がモチーフの文字盤です。現在時刻に応じて、地球に太陽光が当たる様子や月の位相、太陽系の惑星の位置を確認することができます。
またどの表示でも、Digital Crownを回すと天体観測的な時間の変化を見ることができます。次の満月や、未来の惑星の位置などを確認するというように使うことができます。
コンプリケーション:なし
カラー

大胆なアナログスタイルの文字盤です。カラーは42色から選択することができます。
またモノグラムという機能があり、4文字までの好きな文字を表示させることができます。4文字だけだと使い道はあまり思い浮かびませんが……。いい使い方を思いついた方はコメントお願いします!!
コンプリケーション:左上、右上、左下、右下
クロノグラフ

アナログのクロノグラフをモデルにした文字盤です。この文字盤にはタイムスケールという機能があり、ストップウォッチでの針1周を何秒とするかを設定できます。
カラーは8色から選ぶことができます。
コンプリケーション:左上、中(日付)、左下、右下
シンプル

最小限のデザインで構成された文字盤です。コンプリケーション次第で様々な機能を追加することができます。スタイルは文字盤の要素の量に合わせて4種類あります。
秒針のカラーは42色から選ぶことができます。
コンプリケーション:左上、右上、中(日付)、左下、右下
ソーラー

現在地の太陽(高度)が水平線に対してどの位置にあるのかを表示します。背景は現在時刻に合わせて、昼間なら写真のような空色、夕方には夕焼けの色になるというように、一日を通して変化します。弧線の位置も季節や現在地によって変わるようです。
カスタマイズ項目はなく、機能拡張ができないのは残念なポイントです。
コンプリケーション:なし
タイムラプス

タイムラプス写真を使ってその場所の時間の経過を表示します。場所はマック湖、ニューヨーク、香港、ロンドン、パリ、上海の6つから選択することができます。Digital Crownを回すことで、その場所の時間の移り変わりを見ることができます。
コンプリケーション:上、下
トイ・ストーリー

キャラクターがアニメーション付きで表示されます。キャラクターは「バズ」「ウッディ」「ジェシー」と、いろんなキャラクターが登場する「おもちゃ箱」の4種類から選べます。
トイ・ストーリーが好きな方にはたまらない文字盤でしょう↓↓↓
コンプリケーション:上、下
プライド

レインボーカラーのフラッグがなびく文字盤です。ディスプレイをタップするたびになびき方が変わります。
コンプリケーション:上、下
ミッキーマウスとミニーマウス

1933年に作られた最初のミッキーマウス腕時計が元になった文字盤です。ミッキーとミニーが腕で時間と分を指し、足をタップして秒を刻みます。カラーは、ミッキーマウスは2色、ミニーマウスは42色から選ぶことができます。
コンプリケーション:左上、右上、下
モーション

ビデオフェーズ付きの3つのコレクション「蝶」「花」「クラゲ」から好きなものを選択し、スローモーション動画で表示させることができます。「蝶」コレクションには25種、「花」コレクションには9種、「クラゲ」コレクションには6種が用意されており、画面を表示させるたびに違った動画を楽しむことができます。
コンプリケーション:上、中(日付)、下
モジュラー

最もフレキシブルな文字盤です。自由度が高く、実用性の面では1番の文字盤でしょう。カラーは基本の42色に加え、コンプリケーション毎に固有のカラーが設定される「マルチカラー」も用意されています。コンプリケーションも全文字盤中最多の5箇所に設定することができます。特に中央下には大きなスペースが確保されており、アプリによっては多くの情報を表示させることができます。
コンプリケーション:左上、中、左下、中央下、右下
ユーティリティ

4つのコンプリケーションと4つのダイアルスタイルがあります。秒針と日付のカラーは42色から選ぶことができます。アナログ表示させつつ、Apple Watch の機能性も利用したいという方におすすめです。
コンプリケーション:左上、右上、中(日付)、下
呼吸

Apple Watchの機能の一つである呼吸を前面に出した文字盤です。すっきりとした青白い光が心を癒してくれます。
コンプリケーション:左上、右上、下
写真

自分の好きな写真を表示させることができる文字盤です。お気に入りの写真を10枚まで選ぶか、iPhoneのアルバムを選択することで、写真をランダムに表示させることができます。Live Photosにも対応しています。
時刻の表示位置は画面上部か下部で選ぶことができます。
コンプリケーション:時間の上、時間の下
数字

タイポグラフィーを使ったアナログスタイルの文字盤です。タイプフェイスは7種類から、カラーは42色から選ぶことができます。
コンプリケーション:下
特大

時刻を画面いっぱいに表示する文字盤です。カラーは基本の42色に加え、コンプリケーション毎に固有のカラーが設定される「マルチカラー」も用意されています。
コンプリケーションを使用すると、時刻表示の代わりにコンプリケーションが画面中央に表示されるようになります。
コンプリケーション:中
万華鏡

万華鏡のパターンをモチーフにした文字盤です。イメージはプリセットされた8種類のほか、「カスタムフォト」として好きな写真を使用することもできます。
スタイルは「ファセット」「ラジアル」「ロゼット」の3種類が用意されています。
Digital Crownを回すと実際の万華鏡のように画面が変化します。
コンプリケーション:左上、右上、下
オススメの文字盤は?
僕は基本機能重視でApple Watchを使っています。watchOS 4が出るまでは設定できるコンプリケーションの多さゆえにモジュラーを多用していましたが、Siri文字盤が出てからはそれを主に使っています。Siri文字盤は、必要な時に必要な情報が手首の上にあるといった感じで、まさに手首の上の相棒といった印象です。
追記:Apple Watch Series 4を持っていたらInfopraph Modularを使いたいですね。時刻のデジタル表示かつ多くの情報を表示させられるということで、かなり興味をそそられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。文字盤の種類もカラーも増え続けていて、これからも進化が楽しみな Apple Watch。バンドは気軽に替えるのは難しいですが、文字盤は気分や状況に合わせて気軽に替えることができるので、楽しみの幅も広がるのではないでしょうか。いくつかお気に入りの組み合わせを設定しておき、使い尽くしましょう!

【最新版】Apple Watch Series 4の開封レビューはこちら↓↓↓
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